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毎週月曜日更新 広沢タダシの週間エッセイ
2014.12.31 Wednesday

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2014.12.01 Monday
 例えば勉強を始めてすぐに部屋の散らかりが気になって掃除を始めるとか、事務仕事を始めようと思ってパソコンを開いたら無駄にネットサーフィンをしてアマゾンで買い物をしてしまうとか。大事な事ほど自分の意思通りには進められず、脱線してしまうものです。それはきっと人間は楽な方、楽しい方へ流されてしまう動物だからでしょう。
 例えば私など、ライブの練習を始めると、どこかのタイミングで新しい曲を作り始めることが頻繁にあります。練習しなければならない曲が山積みなのに、なぜか練習を途中で切り上げて曲作りをしてしまう。これはきっと私の「練習よりも新しいものを作るほうが楽しい」という性質なのだと思います。
 そこで私は考えました。この法則に従えば、導き出せることがあると。
 
「私が一番楽しいと思うことは何か」
 
「練習」よりも楽しいのが「曲作り」。では、さぁ曲を作ろう! としたときには私は脱線して何を始めるのか。つまり、曲作りよりも楽しいことは何なのか。私が曲作りの途中に脱線するとしたら、「CD屋に行く」可能性が高いです。自分の部屋にまだ存在しない、聴いた事の無い音楽、刺激をくれる音楽を探しに行くこと。これは非常に楽しい。新しい出会いがあるかと思うとワクワクします。それに、その出会いが作曲に繋がるのではないかと期待すれば、「CD屋に行くこと」にはそれほど罪悪感を感じません。
 では、「CD屋に行くこと」ことよりも私が楽しいことは何でしょう。CD屋に行くつもりがいつの間にかすることといったら、「カフェで本を読む」ことでしょう。CD屋に行く途中にはまず間違いなく素敵なカフェが何軒かあるものです。それにこれは私が休日にする最も好きな行為です。時間を気にせず、美味しいお茶を飲みながら新しい知識を得る。知識を得ることは人間の喜びです。
 では、「カフェでの読書」よりも私が楽しいことは何でしょう。それは、「本屋に行くこと」です。読書をすることも好きですが、読みたい本を探すことは「本」という実体に備わった魅力に違いありません。どんな街にも本屋の一軒や二軒はあるものです。自分の部屋に読まれていない本が山ほどあることから、私が「読書」よりも「本屋に行く」ことが好きなことが分かっていただけると思います。
 では、「本屋に行くこと」よりも楽しいことは何か。本屋に行こうとしたつもりがいつの間にかしてしまう行為、それは、「蕎麦を啜ること」でしょう。本屋でじっくり本を探すためには、まずある程度お腹を満たして体力を蓄えたい、それも、お腹いっぱいではなく、ほどよく健康的に。そう考えたときには、蕎麦というのはベストなチョイスです。私は無類の蕎麦好きですから、少し遠方まで足を伸ばして贔屓な蕎麦を啜ったりします。お腹がすいていては何もする気になどなれないものです。
 では、「蕎麦を啜ること」よりも楽しいことはなんでしょう。蕎麦を啜ろうとしていつのまに脱線すること…。ううむ。考えてみましたが、どうやら無いようです。蕎麦を啜ることから脱線することなど無い。過去にも未来にも、無いような気がします。蕎麦を啜ろう! と思ったら、まず間違いなく蕎麦を啜る、そんなものではありませんか? それともあなたは蕎麦屋に行ってメインメニウではないうどんを注文しますか? まさかあなたに限ってそんなことはあり得ないと信じたい。つまり、「蕎麦を啜る」ことは私にとって何よりも好きな行為だと言えるでしょう。
 分かりやすく並べてみましょう。
 
「練習」★→「曲作り」★★→「CD屋に行くこと」★★★→「カフェでの読書」★★★★→「本屋に行くこと」★★★★★→「蕎麦を啜ること」
 
 なんとか毎日蕎麦だけを啜って生きられないものか考えています。もう、啜るのは蕎麦だけで充分です。
 尚、このエッセイの執筆については、脱線に次ぐ脱線のため、毎週のように更新が遅れています。申し訳在りません。



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2014.12.31 Wednesday
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